老舗の深さ「ホープ軒本舗 吉祥寺店」中華そば+にんにく(S) 780円

昨夜はさっぱりしたものが食べたくて、もりそばも検討したがたまには自宅でそうめんにした。それで今日は涼しかったこともあり、こってりめが食べたくなり伺ったのが、

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ホープ軒本舗 中華そば+にんにく(S)780円

美しいビジュアル。

初めて来訪したのはもう20年以上前になるが、それから吉祥寺に行く機会は少なかったので、食べに行くこともなく味は覚えていなかった。

久々に食べたのは今年のGW前の休日のランチタイム。緊急事態宣言より少し前になる。

そのとき食べた印象は、「嫌いな味ではないがこのスープにこのちぢれた細麺は少し変な感じ」と思ったのだが、

まずはいつもの儀式スープを一口、二口、旨い…

そしてぱっと見でネギが見つからなかったのでもやしを入れて一口...

そしたらスープに浮かんでいるネギを見つけたのでもう一口…癖になる♪

全く臭みを感じない上品なスープとは違い、ほのかに感じる野性的な旨味。

うまいなぁ…この前食べた味と変わらないのかもしれないが、仕事帰りの晩飯で食べるラーメンは同じ味でも別物に変えてしまうことがある。

1枚しかないチャーシューをスープに沈めつつ、にんにくを崩さないように気を付けて麺をすする。今日は違和感を感じない。この2ヵ月で麺を変えているとは思えないが美味しい。

もしかしたら前回は、「このようなスープには中太以上の太さの麺が当たり前だ」と脳にインプットされていたせいで違和感を感じたかもしれない。

今回はちぢれ細麺なことを知っていたので違和感はなかったのかもしれない。

考えても私一人の意見では分かるはずもないので、ただ美味しいラーメンが食べれることに感謝した。

麺を二口すすったあと、最初からにんにくが乗っているタイプなので、思いがけず崩れる前に自力で早めにスープに溶かすことにした。

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【心の叫び】

ボリュームの高いラーメンで700円はリーズナブルなのに、にんにく(S) 80円は割高に感じる。だが、このスープでにんにくのないラーメンを食べきるのは絶対に後悔する。せめて80円払えば入れ放題か、Sで30円なら…

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にんにくを溶かすと一気にガツンとパンチがくる。

やはりこのラーメンとにんにくが合わないはずがない。

夢中になって麺とスープを繰り返し味わう。

残り半分くらいになる前に、スープの表面にコショウをポンポンと振りかける。

にんにく風味が引き締まってさらにブーストがあがる。

そして残り半分ラインを少し超えたくらいで、忘れてはいけない「自家製唐辛子」を投入!辛すぎるのは得意ではないので、軽めに3振りほど…

旨い!辛みと旨味が絡み合い、脳に刻まれ麻薬のように癖になる。

残り僅かまで一気にすすりこみ、残り僅かになったところで迷ったのだが酢があったので一回しだけいれてみた。

やっぱり酢は想像を超えてなんにでも合わせてくるな…これも旨い♪

麺を食べ終わり、もともと多めのスープは残して帰るつもりでいたが、スープをすくう手が止まらない。

ラスト、どんぶりを口に持っていってスープを飲み切るかどうかを悩み、さすがにこの量のスープを飲み切るのは自粛した。

今日もご馳走様でした。