これぞ名店の味「青葉」つけ麺 800円

本日も吉祥寺。

つけ麺が食べたくなり、頭に浮かんだ東池袋大勝軒」に向かったのだが、残念ながら支度中の看板が立っていた。

そのままちょっとした風俗通りを突き抜け北口の商店街方面に向かう。

吉祥寺は本当に魅力的な店が多い街で、こんなときでもすぐに別のターゲットが頭に浮かび、たどり着いたのは、

青葉 つけ麺 800円

青葉 つけ麺 800円

青葉は中華そばしか食べたことがなく、今日も中華そばが頭に浮かんでいたのだが、つけ麺気分だったこともあり、券売機前で少し迷ったがつけ麺を購入した。

私の前に先客が4名ほど着席していたのだが、まず先のロットだった2名につけ麺が配膳される。

次のロットに入ると、私と私の前の2名をすっ飛ばし、私のあとに入店したカップルの元へ真っ先に中華そばが配膳された。

おや?もし前の2名が中華そばを注文していたら完全なミスだが…程なくして私含む3名+あとから入店した1名のつけ麺が配膳されミスではなかった事が分かる。皆つけ麺を注文していたのだ。

一体どのタイミングで6人前の麺を入れたんだ?名店はオペレーションも隙がないんだな。

店内には「つけ麺を細麺に変更中」との告知があり、その通りの細麺が着丼。

まずは麺のみを味わう。細麺だがコシはかなり強い。麺の味はあまり感じない。

そしてつけ汁に沈めてからすする...なんだこれは!超うまい!

青葉では初めてつけ麺を食べたが、こんなに旨かったとは...

想えばひと昔、私が初めて青葉を食べたのは、すでに「青葉」という名が有名になって数年経ってから。

その頃には似たような味を出す店も増えていて、私の近所にも名店と呼ばれていたWスープのラーメン屋があった。その店は青葉より濃厚で、濃厚つけ麺は食べ辛くて好みでなかったのだが、ラーメンが大好きで週に1回以上は食べていた。

そんなラーメンを普段食べていたものだから、初めて青葉を食べても薄く感じたのを覚えている。

あれから7~8年過ぎた今、改めて「青葉」を食べてみると、もちろんブラッシュアップしているのだろうが全く別物に感じる。

あの時大好きだった近所の名店ラーメンの味は、この「青葉」をインスパイヤしていたのだという事を実感する。

しかしこのつけ麺は旨いな...

麺だけではなく、このチャーシューはいったいどんな調理を施してるんだ?

ただ柔らかいという触感ではなく、あえて水分(脂分?)をとばしつつ、繊維はほぐれやすくなっていて、例えるならコーンビーフのような食感?いやいや、下手な例えすぎる、どう言葉にしていいのか分からない。

ノーマルでもそんなチャーシューやメンマ、ナルトが、麺と絡んで口に運ばれてけっこう具沢山に感じる。

このまま全部食い切ってしまいそうだったが、テーブルにあった唯一の味変アイテム、コショウを麺の方に振りかける。

※つけ麺のときは、麺に直接コショウをかけた方がつけ汁の味をあまり変えずに、麺自体をダイレクトに味変できるので好きです。

ブラックペッパーかと思ったら意外にもホワイトペッパー

コショウの量が少なかったのか、つけ汁の味が濃かったせいか分からないが、あまり違いを感じず。

それでも最後まで飽きることなく麺をすすり切り、スープ割も残すのがもったいなかったので完飲する。

まだまだ廃れない名店の味に感動した一杯でした。

ご馳走様でした。