人生で一番食べてる「天下一品」こってり(大) 970円

よくラーメン好きなことを話すと、「お勧めは?」とか「一番おいしい店は?」とか聞かれたりするが、好みは人それぞれなので、そのような質問に答えるのはいつも迷ってしまう。

だが私が人生で一番食べているラーメンは「天下一品」のこってりで間違いない。

こってり(大) 970円

こってり(大) 970円

18歳で田舎から上京して、こってりに初めて出会ったのは19歳になってからだが、あれからもうすぐ30年。

実は昔、天一で数年間働いていたこともあり、そこときは賄いで月に20日はこってりを食べていた。あっさりも賄いでは月に1・2度食べることもあるのだが、やっぱり天一といえばこってり。毎日のように食べても飽きることはなかった。

今でも年に数回は食べたくなり来訪するのだが、昨年の値上がりで一気に高くなったよな...こってり(大)がほぼ1000円なんて、ずいぶん高級品になったものだ。

今回は約1ヵ月ぶりの来訪。

天一では並のみだとあっという間になくなって物足りないので、定食か大盛を注文する事が多く、今回は大盛を選択。ちなみに定食だと明太子ご飯・高菜ご飯・豚キムチあたりをよく食べている。

いつからかは覚えていないが、天一ではこだわりの食べ方があり、いつもその食べ方をしている。

まずはいつも通りの儀式。ネギがない部分のスープを2口味わう...今日もこってりが旨い♪そしてネギのかけらを少し入れてさらに2口。今日のネギはあまり新鮮じゃないな。夏場は冷蔵庫から出して厨房に置いておくと、ネギはすぐに乾燥してしまう。

そしてチャーシューをスープに沈めてから全体をよく混ぜて麺をすする。

ちなみに麺だが、天一と家系だけは固めをオーダーする。もちろん好みの問題だが、固めの方がスープと絡みすぎなくて、麺とスープを交互にすするのが好きな私には、まったりしすぎなく感じて好みだ。

そして3分の1ほど食べ進めたら、

辛子にんにく

辛子にんにく

天一といえば「辛子にんにく」といっても過言ではないくらい私は好きだ。

店舗によっては「辛子にんにく」がなく、「おろしにんにく」だったり、にんにく薬味のサービスをしていない店もあるようだが、私はこの「辛子にんにく」を置いている店舗になるべく行くようにしている。

人によっては強烈と感じる人もいるようだが、個人的には熟成されている感じがして、「おろしにんにく」よりニンニクの刺激は少なく、旨味が増すような印象を持っている。辛子とはいっても全く辛さはない。

「辛子にんにく」を投入して、よく全体に絡ませてからすする。はぁ…旨い!まさに至福の瞬間。中毒性の高いこってりスープに辛子にんにくを入れて味わうと、さらに麻薬のように癖になる。

そのまま一気に食べ進め、残り3分の1くらいになってから、

辛子みそ

辛子みそ

この壺に入っている「辛子みそ」を投入する。

「辛子みそ」も豆板醤とは違い辛いものではない。後半にこれを入れると味が一変する。味噌の熟成された味わいでこってりのコクと旨味が増し、最後まで飽きずに食べることができる。入れすぎるとしょっぱくなるので注意が必要だ。

このまま最後まで一気に食べ進める。

完食

大盛でもスープを残すことなく完食。

20代の頃は大盛だと胃がもたれてスープまで飲めなかったのだが、30代を超えてから余裕で完飲できるようになった。

天一のこってりは自分の健康のパラメーター。こってりを美味しく食べれるうちは健康の証だと思っている。

今日もご馳走様でした。